〜パンダ技士の徒然日記〜

一児の父親です。事実は小説よりも奇なりと言われますが、世の中は本当に面白いことばかり。何でも自分の目で見て、聞いて、読んで、食べて、考えて、試してみて、書いてみて。真面目だったり、シュールだったり、センチメンタルだったり。

〜いま学んでみたいこと〜 弓道をもう一度

今週のお題「いま学んでみたいこと」

また弓道を学びたいです。そしてあの頃達することができなかった、高い境地に立ってみたいです。父親や職業人としてではなく、あくまで個人として、今はその学びに興味があります。

パンダ技士は高校時代に弓道部に所属していました。はじめるきっかけは、恥ずかしながら不純なものでした。単純に弓が面白そうじゃん♪という、先生方から見ればややけしからん理由でした。この場をかりて、先生!本当にすいませんでした。

初めてみると、友人や先輩方に恵まれたこともあり、やっぱり大変面白い。最初は弓さえ持たせてもらえなかったのですが、練習を重ねて弓が持てるようになり、的に向かって矢を放つことを許されるようになります。できない事ができるようになる、その過程は本当に面白いし、充実していました。確実に成長している実感がありました。

でもある時期から成長が止まりました。今思えば向上心が無くなっていたと思います。的に当てることに執着してしまい、弓道の目指す境地も忘れ、段々と基本もおろそかになっていました。的に当てることに執着することは、弓道が目指すべきところではなく、ただ射方の型を崩すだけだったのです。結果、自分の弓道は伸びず、射手としても人間としても大変未熟なままでした。そして3年最後の夏には病気にかかってしまい入院し、自分の夏は終わりました。それ以来、一度も弓は引いていません。

でも、今ならどうだろうか?と考えます。今ならあの頃立てなかった境地に立つことができるのではないか?と考えるのです。もちろん10年以上弓を引いてなかったのですから、また最初からのスタートです。でもあの頃から様々な事を経験してきて、あの頃とは違う自分がいて、同じ結果にしたくはありません。物事に対して執着がないわけではもちろんありませんが、しかしあの頃どうしても消す事ができなかった執着心に対しては、絶対に負けないと思いたいのです。

いわば、このこの学びはその確認をするための学びです。もし負けなかったならば、弓を通じて次の境地へ挑戦することができるかもしれません。その段階においては多分また違う苦しみがあるかもしれません。学びは喜びだけではなく、苦しみも伴うことが往々にしてあります。でもだからこそ面白い。おじいちゃんになっても、淀みのない真っ直ぐな矢を射ち続けていられるようであれば、かなりいい人生を生きているんじゃないかと思います。

育児、家事、仕事、はたまたマンションの管理組合とやることが山積みで多忙な毎日ですが、今週のお題をきっかけに改めて学びについて考えることができました。挑戦に向けて、アクションを起こしていきたいと思います。

余談ですが、高校3年生の夏に入院した病気は、昔だったら死病でした。だから時代が違えばパンダ技士はもうこの世にいなかったかもしれません。現代だから助かった命です。そのことに感謝し、後悔のないように人生を生きていこうと思います。色々攻めないともったいないですからね♪

さて、明日も早いのでパンダ技士は全力で布団に入りますよ。ではでは♪