〜パンダ技士の徒然日記〜

一児の父親です。事実は小説よりも奇なりと言われますが、世の中は本当に面白いことばかり。何でも自分の目で見て、聞いて、読んで、食べて、考えて、試してみて、書いてみて。真面目だったり、シュールだったり、センチメンタルだったり。

鬼怒川の氾濫について考える

鬼怒川の堤防が欠壊し、甚大な被害が出ています。もちろん鬼怒川だけではなく、その他の地域でも水害が大きく、大変な状況となっていますね。

知り合いの土木技士に聞いたところ、これまでの河川工事は今回のような雨量を「基準値として」想定しておらず、従って今回のような雨が降った場合は水害を止める手段がないとのことでした。前提となる雨量が想定をはるかに大きく超えてきているようです。もし日本各地の河川全てを今回のような雨量でも水害が起きないようにするには、膨大な土木工事が必要となるそうです。ある試算によると、それに要する期間は500年以上!との嘘みたいな話もあり、それが本当の数値かは検証しようがありませんが、とにかく大変な量の工事であることは間違いないようです。

現実問題、そんなことはほぼ不可能なので、できる事とできない事、対抗できる事と対抗できない事を見極め、効果的な投資をしていくしかありません。鬼怒川の場合は少しでも対抗できることが、まさにもう少しで着工する工事であった事から、本当に残念でなりません。

日本は本当に自然災害の多い国です。限られた予算と時間の中で、いかに自然災害から安全を守っていくのか。私は建築技士であって土木技士ではありませんが、色々考えさせられた災害でした。被害に遭われた地域の一日も早い復旧を願っています。

今後、土曜の夜はしみじみ色々と考える、そんな内容にしていきたいと思います。大人なのでたまには真面目に語らなければ!と思う今日この頃。。。

では、パンダ技士は全力で布団に入ります!ではでは。