情熱のキッス! ※自分ではなくイグノーベル賞
イグノーベル賞とはノーベル賞のパロディとして、世界中の様々な分野の研究の中から「人々を笑わせ、そして考えさせる業績」に対し、笑いと時には皮肉を込めて贈られる賞のことです。個人的にはノーベル賞よりこっちの方が好きです。だって内容が面白すぎる!因にノーベル賞と同じ、物理学や化学、平和、経済、医学、文学のといったカテゴリーの他、心理学・公衆衛生学・昆虫学の独自カテゴリーもあります。
ありがたいことに、今回も日本人の方が受賞しました。医学賞で、大阪の開業医の方が他国との共同研究で受賞したそうです。内容をざっくり言ちゃうと情熱的なキッスは花粉症などのアレルギー反応を低減させる効果があるという発見。これどうやって検証したんですかね!?毎回情熱的なキッスをして反応を調べたのでしょうか。本当に大変気になるところです。僕のようなシャイな人間にはとうていできそうにありません。。。完全に想像ですが、研究風景を本気で想像すると、本気で赤面。
その他に気になったのは物理学賞で、ほ乳類の排尿時間は体の大きさに関わらず最大21秒前後という発見です。すごい、すごすぎる!何故そこを研究しようと思ったのでしょう。着眼点がすばらしいです。はっきり言って、それは考えたことなかった!これもどうやって検証したのでしょう。やっぱり色々なほ乳動物のその瞬間を観察したのでしょうか?だとしたら、大変時間のかかる研究だと思います。して欲しい時にしてくれるとはかぎりませんからね。何か、もう本当に。。。すごい!
他には生理学賞。ミツバチに刺されると体のどの部分が一番痛いのかを発見。これ本当にどうやったんでしょうか。やっぱり刺されたんでしょうか。想像を絶します。何か、もう本当に。。。すごい!もう何も言えません。。。
今年も楽しませて頂きました。研究者って本当にすごいです。笑いを通じて、子供達が研究者への道を目指すきっかけにもなると思います。思わず笑っちゃったけど、でもとてもかっこいいです。子供の理系教育にもとてもいい教材だと思います。こういう研究って学校でも題材としてもっと使っていったらいいと僕は思うのですが、どうなんでしょう?
- 作者: マーク・エイブラハムズ,福嶋俊造
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イグ・ノーベル賞 世にも奇妙な大研究に捧ぐ! (講談社+α文庫)