ショッカーの労働条件について考察する
求人情報誌
駅やコンビニなんかにでよく置いてある求人情報誌。最近はポストにも投函されてくるので、世の中本当に人が足りないのだろうと思う今日この頃。家のポストに投函されていたそれを興味本位で見てみると、「週休完全二日制で残業０！」とか「未経験でもOK！幹部として迎えます♪」とか「半年で年収800万！」とか人生バラ色でしょうがないことが書いてある。人生は面白いものだが、かと言ってバラ色でもないのが現実である。何となくその気にさせる編集の力は、まことにすごいと思う。
まぁそんな時に、たまたまショッカーが保険に加入するというCMを見た。
CMの中でショッカーの奥さんが心配そうに医療費について医者に聞いている。心配そうに聞くその様子は、なかなかの演技であると思う。あまりに奥さんが心配そうなので、思わず「ショッカーなんてやめて違う仕事を探した方がいい！」と進言したくなる程である。
一応ショッカーでも保険料は出るので安心した。しかしそもそも、ショッカーの求人情報とか労働条件ってどんなものなのか？ショッカーも最初は色々思う所あって志願したはずである、と思う。多分そうだと思う。
職業としてのショッカー。その求人情報や労働条件とは？今日はその辺りを真剣に考えてみたいと思います。
そもそもショッカーとは
私は仮面ライダーについて詳しくありません。なので知っている人から見ると「そんな事も知らんのか！」と怒られそうですが、仮面ライダーに関しては素人です。どうかこれから書く内容については素人の記述だと思ってご勘弁頂きたい。
色々調べた結果、ショッカーに関して概ね下記の事実が判明した。
- ショッカーとは「イー！」で出てくる戦闘員の名称ではなく、組織名であること。
- 「出たなショッカー！」「イー！イィー！！」の定番のやり取りから、最初に出てくる軍団をショッカーだと誤解されて今日に至っていること。
- 組織のメンバーは知力や体力に優れた人間に改造手術を施し、洗脳した怪人を中心に構成されていること。
- しかしながら、クローン技術によって培養された戦闘員もいるとの記述もあり、その人員構成は手術組と培養組がいると推察されること。
- 最初に出てくる「イー！」の人達の中でも、階級があること。「黒骨戦闘員」・「赤骨戦闘員」・「黒戦闘員」・「赤戦闘員」等の階級がある。
- 下級戦闘員は、ほぼ使い捨てのように使われていること。
- ショッカー怪人軍団にはトレーナーがいること。
- 下級戦闘員の中には女子大生にチャンバラを挑んでも敗北した者もいること。
仮面ライダーのシリーズによって多少設定は変わってくるらしいが、概要は大体こんな所だと思われる。内容に不備があると思われた方がいましたら、どうかご指摘をお願い致します。
ショッカーの求人情報と労働条件
以上の設定から考えた時、こんなことを言うと身も蓋もない話なのだが、そもそもショッカー戦闘員の求人票なんて存在しないのではないか？、という結論に至る。自ら改造を頼む人間がいるとは考えにくい。いるとしたら、仮面ライダーに相当な私怨がある人間くらいである。しかし仮面ライダーがそんな恨みを買うようなことをするとは考えにくい。と言うか、そんな仮面ライダーは嫌である。従って求人票はなく、完全に犯罪行為であるが、優秀と思われる人間を勝手に改造し洗脳する行為に至ると考えるのが自然である。しかしそれだけでは人員を確保できないので、併せて培養も行っていると考えられる。洗脳が前提なのだから、おそらく労働条件の提示や労働契約の締結も何もないだろう。そこだけ真面目にやるなんてちょっと考えられない。そんなしっかりした組織ではないだろう。かくして指示通りに動く、組織にとって都合のいい社員ができあがるわけである。中には戦闘に関しては素人の人間に負ける社員もいるようだが、基本的にはトレーナーの訓練を乗り越えてみんな戦場へ向かう。その様子は、ほとんど社畜であると言っても過言ではない。しかも社歌まである！こんな一生懸命社歌を歌うサラリーマンもなかなかいない。これも洗脳の力なのだろうか。
それでもあえて求人票を書くとしたら
それでも、諸事情により求人票を出してみるとしたら、一体どのような内容になるだろうか？「未経験歓迎！一から指導します♪」とか「あなたも怪人になれる！一緒に世界征服を目指そう！能力よりもやる気重視！」といった言葉が並ぶと予想される。それはそれで、ちょっと見てみたい気がする。誰かそういうの是非作ってもらえないでしょうかね？
奥さんの話に戻る
人間は戦いだけでは生きていけない。例え洗脳されていても、である。だから休息の場所を求め、恋愛もするし結婚もする。社畜でもいいので奥さんを養おうとしているかもしれないが、奥さんが大切ならショッカーなんて早く辞めるべきである。洗脳されて組織内にいると分からないかもしれないが、外部から見ればかなりのブラック企業である。これは現実世界でも同じことが言えると思う。ブラック企業に染まりすぎて、いかに異常な会社か気付けない。一刻も早く気付き、そんな会社は早く辞めるべきだ。仕事は大切だが、家族より大切なものなんて絶対にないのだから。
しかし中には洗脳されていても、職務内容に疑問を持てる社員もいるようだ。その姿勢は正しい。改善は常に疑問を持つことから始まるものである。
リクルートB-ingのCMショッカー総集編.mpg - YouTube
ついでに。これめっちゃ面白かったです↓
